日時:2022年5月30日(月)から6月3日(金)まで
履修者は以下のノートを読んで、6月17日までに若槻にメールでレポートを提出すること。
講義ノートの演習問題のうち2問以上を選び、それらの解答をレポートにまとめてください。
日時:2022年6月6日(月)から6月10日(金)まで
場所:金沢大学 自然科学五号館 数学・管理棟 コロキウム3(四階471号室)
初回の対面講義は6月6日(月)15:00から行います。
初回の後に対面講義のスケジュールを参加者で決めます。
(対面講義ではレポートの課題はありません。)
【日時】2022年6月8日 (水) 16:30--17:30
【会場】金沢大学自然科学5号館 コロキウム室3(数学・管理棟 4階)
【講演者】広瀬稔氏(名古屋大学)
【タイトル】円周率で表される多重ゼータ値とブロックシャッフル関係式
【要旨】
Eulerは有名なバーゼル問題を解決しRiemannゼータ関数の正の偶数点での値がπ冪の有理数倍となることを証明した。多重ゼータ値はRiemannゼータ値の多重和への一般化である。1996年にBorwein-Bradley-Broadhurstは、ある特別な形の多重ゼータ値をπ冪の有理数倍として明示的に表す式を予想した。またBorwein-Bradley-Broadhurst-Lisonekはこれを更に一般化した式を予想した。またCharltonは多重ゼータ値のブロック記法を導入し、Borwein-Bradley-Broadhurst-Lisonekの予想を更に精密化した。講演者は佐藤信夫氏との共同研究でCharltonの予想をブロックシャッフル関係式と呼ばれる関係式に一般化し、更にその証明を与えることに成功したので、これについて話したい。
問合せ先: 若槻聡(金沢大学)
メールアドレス: